アトピー体質改善のための生活環境考察ブログ

乳児期、幼児期のアトピーを経て現在第2次成長期にさしかかった娘を持つ主婦のブログです。今親にできることはストレスフリーな生活環境を整えてあげること。アトピーっ子育児を経験してきた情報を織り交ぜながら、心と肌に優しい生活の知恵を考察していきます。

アトピー性皮膚炎、気をつけたい感染症との合併症

アトピー性皮膚炎の肌はもともと乾燥肌で刺激に弱いことが多いです。炎症が起きているときはさらに皮膚のバリア機能が低下して、ウィルスや細菌、真菌が侵入しやすくなっています。

 

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細菌感染などによる、アトピー性皮膚炎以外の皮膚の感染症

  • 水いぼ(伝染性軟属腫)
  • カポジ水痘様発疹症
  • とびひ(伝染性膿痂疹)
  • 真菌感染症

水いぼは幼稚園や小学生のお子さんをもつ親御さんには耳馴染みの感染症ですね。水いぼ自体はかゆみは伴いませんが、アトピー性皮膚炎と合併した場合はアトピーのかゆみで掻き壊してしまい他の部位に広がってしまうことがあります。

通常半年ほどで自然に治りますが、広がってしまった場合はピンセットでつまみとります。

 

カポジ水痘様発疹症は単純ヘルペスウィルスが皮膚の感染した状態です。ぶつぶつと水ぶくれができて痛みがでたり発熱します。治療には抗ウイルス薬を使います。

 

とびひは皮膚の常在菌の黄色ブドウ球菌や溶連菌などの最近が皮膚に感染してジュクジュクしたびらんや水泡ができます。強いかゆみがあり掻きこわすことによって他の部位に飛び火するように移っていきます。治療は抗菌薬を用います。

 

真菌はカビの一種で水虫やカンジダ感染症も真菌感染症です。皮膚のバリア機能が低下していたり炎症がひどいと感染しやすくなります。治療は抗真菌薬を用います。

 

とびひや真菌感染症などの場合は、ステロイドの塗り薬は逆効果になります。いつもと湿疹の状態が違うな、と思ったら専門家に診て貰うようにしましょう。