アトピー体質改善のための生活環境考察ブログ

乳児期、幼児期のアトピーを経て現在第2次成長期にさしかかった娘を持つ主婦のブログです。今親にできることはストレスフリーな生活環境を整えてあげること。アトピーっ子育児を経験してきた情報を織り交ぜながら、心と肌に優しい生活の知恵を考察していきます。

アトピーっ子思春期の肌の悩み『ニキビ、その予防と対策』

10代の子達の肌の悩みはなんといっても「ニキビ」です。

私自身、ずいぶん悩みました。

 

ニキビの原因皮脂が毛穴に詰まり炎症を起こすことです。
炎症を起こすもとになる菌はアクネ菌です。

厳密に言えば、炎症を起こしたニキビは赤ニキビ、
アクネ菌が増殖しておらず、皮脂が詰まって膨らんでいる状態を白ニキビまたは黒ニキビと呼びます。

 

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思春期ニキビの原因

第2次性徴を迎えるとホルモンバランスが大きく変化します。
男性ホルモンが急激に増え、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を促します。

この頃のニキビは主に髪の生え際からおでこにかけて、
いわゆるTゾーンにできます。

その理由は、Tゾーンは他の部位に比べて毛穴の数が多いせいです。

 

娘もまさにその状態なのです。
思春期ニキビはある程度仕方ないと高をくくっている人も多いかと思いますが、
10代の思春期真っ只中の子供にとって重大な悩みです。

まだ12歳の娘でさえ、そのことに触れると機嫌が悪くなります。
親の心子知らず・・・です。

 

乳幼児期にアトピーだった子の親御さんは特に気にしますよね。
ニキビだと思っていてもつい「またアトピー湿疹!?」と心配になります。

先日娘が顔をポリポリ掻いていたので思わず

「痒いの!?」

と聞きました。
アトピー性の湿疹は痒みを伴うのでひとつの目安にしています。

 

ニキビにまったく痒みがないというわけではありません。
化膿し始めや治りかけ、乾燥などによって痒みを感じることもあります。
でも、アトピー湿疹の痒みはそれとは別物です。
(実際に大人アトピー発症中の夫談)

 

思春期ニキビはホルモンの急激な変化によるものなので、
それ自体はどうしようもありませんが、
皮脂をなるべく詰まらせないようにする、過剰分泌を抑えることによって
ニキビができるのを防ぐことも化膿です。

 

思春期ニキビの予防

★皮脂分泌を抑え、肌のターンオーバーを促す食事

成長期の子供にとってたんぱく質は重要な栄養素です。
ただ、脂身の多い肉や炭水化物の摂り過ぎは皮脂を過剰に分泌させてしまうので、
豆腐や納豆などの大豆製品、鶏のむね肉やささみ、魚などから摂るようにしましょう。

また、ビタミン類やミネラルを多く摂ることもおすすめです。
根菜類や豚肉、海藻などに多く含まれています。

 

★規則正しい生活をしましょう

中高生になると部活動や塾など忙しくなります。
理想は肌のゴールデンタイムといわれている22時から2時に眠っていることですが、なかなか難しいかもしれません。

その場合でも、規則正しく就寝、起床をすることで成長ホルモンの分泌は可能です。

 

★清潔を心がけましょう

まずはお肌を清潔に保ちましょう。
ただ、1日に何度も洗顔料で顔を洗うことは逆効果です。
ゴシゴシ洗いも厳禁です。

就寝前には1日の汚れを落とし、布団に入りましょう。
汚れが残ったまま眠ってしまうとアクネ菌の繁殖を増進させてしまうのはもちろんですが、
それ以外にも理由があります。

汚れによって肌の正常なターンオーバーが妨げられてしまうのです。

また、寝具も清潔に保つことが大雪です。

 

ただでさえニキビができると悩みのもとです。
アトピーの子であれば尚更です。

アトピー湿疹もニキビも、生活習慣を含めたできる前の予防、
できてしまったとしても悪化を防ぐことが大事です。